瓦・屋根工事について

瓦の特徴について

瓦は他の屋根材に比べて非常に耐久性に優れているという長所があります。他の屋根材では約20~30年位の寿命であるところ、瓦の場合は100年以上もつといわれています。また瓦はその形状や材質上、断熱性にも優れています。
瓦の葺き替えや設置にかかる初期のコストは比較的高めですが、耐用年数の長さから考えればとてもお得です。古賀文化瓦工業所では、お住まいの家に合わせた適切な瓦・屋根材選びのお手伝いをいたしますので、小さなことから何でもご相談下さい。

屋根瓦の種類

陶器瓦(とうきがわら)

防水性を高めるために釉薬を付けて焼き上げた粘土瓦の一つです。お手入れの必要がほとんどいらず、長期に渡って美しい状態を維持することができます。
色や形状には様々なバリエーションがあり、家のデザインに合わせてお選びいただけます。日本で最もポピュラーなタイプの瓦です。

M形
F形
J形

燻瓦(いぶしがわら)

粘土瓦の一つですが、釉薬を付けずに焼き上げた後に燻して(燻化)、表面に銀色の炭素膜を形成させています。炭素膜の形成によりできる艶やかな銀色の美しい色が特徴です。和形、本葺、F形があり、本葺は主に寺院などで使われています。

セメント瓦

原料にセメントと砂を使用している瓦です。
最終的に塗装をして使用するのでお好きな色に着色することができます。 吸水率が低いので、寒割れなども無く、また、塩害もありません。 コンクリートの性質上、年々強度は増して行きますが、脱色や変色などの経年劣化が起きるため塗装などの定期的なお手入れが必要です。 九州が発祥の地ですが、年々減ってきているのが実状です。

スレート瓦(コロニアル)

スレートのタイプには「天然」と「人造」の2種類があります。
一般的には人造のもの(セメントと繊維性のものが原料)がよく使用されています。
ストレートもセメント瓦同様、塗装して使用するので様々な種類の色をお選びいただけます。また、重量が軽いのも特徴で、プレハブなどにも使用できますが、他の一般的な瓦と比較すると通気性があまり良くない為、木材などの腐食・劣化防止を考えて設置しなければなりません。 過去の製品にはアスベストが入っていましたが、現在は全く入っていません。

シングル瓦

以前はアスファルトシングルと呼ばれ、不燃建材ではなかったので使途に制限がありました。
現在はグラスファイバーシングルと呼ばれ、不燃建材と認可されてからは、広く一般住宅に使われています。
アメリカの屋根材は80%がシングルで、アメリカ・カナダからの輸入品は品質が良く、粒状彩色石により塗装の必要性は殆どありません。
写真は当社事務所のパラペットで、築30年ですが全く色落ちがありません。

板金屋根材

雪の多い山間部及び東北以北では、板金屋根が多いのですが、これは30cm以上の積雪地では「すが漏り」という現象のない板金の利点によるものです。 また、板金は軽いという利点もありますが、サビ止め塗装が10年毎に必要で、雨音や断熱性の面で、平地や海岸部では敬遠されています。

〒811-1344
福岡市南区三宅3丁目14-7
TEL:092-541-1613
FAX:092-541-1842